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FEUERHAND フェアハンド 280

ランプ沼の最終到達点フェアハンドの王様着荷。75とか175とか古物市場では小さいのが人気なフェアハンドですが、あんまり出回らない大型の260や280の貫禄はたまらないです

調べによると1932-40年の製造、親の世代。元の塗装はオリーブでホヤにフェアハンドのエンボスなし、チムニートップのNIERの下の段にもパテントの刻印がないのでUS輸出仕様ではないと推定。色からするとドイツ国内の軍用か何らかの業務用なのかと。

ともかくエンボスや刻印が増えると価格が跳ね上がりがちなこの市場で随分とお求めやすく入手。

かなりのサビサビを1日かけて落としたのち、タンク内部とバーナーを黒錆加工。ワックスはもういちど塗り込む予定。

これだけデカくて、フェアハンドの持つしっかり感のある作りから、火を灯した姿は古い仏像を眺めてる様な感じ。加えて7分芯だから幅広の灯りが頼もしいったらないです。

自分がこの世を去ったら位牌の代わりにこれを飾って欲しいほど。ていうことは王様でなく仏様かも。

チムニー内部の変形があったり、リフターも切れが入ってるけど実用に障らず。

親の世代だもの大事にしなきゃ。

セカイモンも封印。ランプ沼、これで落ち着くはず、です。